0800-800-1433
011-676-9215
011-688-8505
ボタン:個別面談・無料体験受付中

第11回ニュース作文コンクールで今年も入賞者を輩出!

 こんにちは!円アカです!


 円アカでは、「未来につながる5つの力(応用力・発展力・思考力・判断力・表現力)」の養成に力を入れています。その「思考力・判断力・表現力」の養成をするために、「作文講座(対象:小4~中2)」、「「明日の学力」診断(対象:小2~中2)」を毎年実施しています。そして、その作文講座で作成した作文を、朝日学生新聞社主催のニュース作文コンクールに毎年応募をしています。

 

 今年のコンクールからは昨年までとは変わり、一般の小学生~高校生の作品で、家庭での購読紙を題材にした作品も募集対象となり、応募作品総数は1,081作品(前年比+492)で、小学生の部656作品(前年321作品)、中高生の部425作品(前年268作品)でした。前年度よりもかなり応募総数が増えて、今年は例年よりもハイレベルなコンクールになりました。

 

 10月13日(金)の最終審査会を経て、小学生の部では25作品が、中高生の部では中学生の25作品と高校生の2作品の計27作品の入賞が決定しました。円アカからは、小学生の部では優秀賞1名、中学生の部では朝日中高生新聞賞1名、佳作2名という結果でした!計4名の円アカ生が入賞しました!入賞した円アカ生はおめでとうございます!

 

 表彰式は11月19日(日)午後より朝日新聞東京本社新館15階レセプションルームにて開催予定です。表彰式の詳細は追ってご報告したいと思います!

札幌公立TOP5校(特に東西南北)に進学するなら「下準備が重要」です。

 こんにちは!円アカです!

 

 先日のブログの「円アカの原点」で少し厳しい内容を書かせていただきましたが、やはりそれは「高校という環境を意味のあるものにしてほしい」ということで、札幌公立TOP5校に進学をして、その環境をうまく活用し、旧帝国大学などの難関大学を目指せるようになってほしいからです。小樽商科大学などの北大を除く道内の大学であれば、共通テストでほぼ決着がつき、「受験してくるライバルも道内の高校生が90%以上を占める」ので、中学生までの道コンや定期テストで取れている点数や偏差値は将来的にも参考になるかもしれませんが、北大はそうはいきません。それはなぜか。北大の入学者は「道内3:道外7」で入学者の大部分が「道外出身者」だからです。

 

 一例をお見せしたいと思います。以前にもお見せしたことがありますが、都立日比谷高校の進路指導部通信の一部です。

 

 今回ポイントになるのが、「国語・数学・英語」です。北大などの難関大学に合格するためには、「数学・英語が強い」のは「最低条件」です。どうして「公立高校である都立日比谷高校」が、名だたる私立の中高一貫進学校の中でこのような成績を収めることができるのか。その最大の理由は、日比谷高校に通っている生徒たちが、中学生のときに受験していた模擬試験にあります。その模擬試験は円アカのブログで何度もお話をさせてもらっている「駿台中学生テスト」ですよね。下記の円グラフからも分かる通り、日比谷高校に合格している「約60%の中学生が受験している」ことがわかります。

 では、なぜ駿台中学生テストが重要になってくるかというと駿台中学生テストの中3の問題では、英語は「英文法、英単語、英熟語」は「大学入試共通テストレベル程度」のことをやっておかないと点数になりません。つまり、最低でも、日比谷高校に合格している生徒の約60%は「共通テストレベル」のことを中学生までで勉強してきていることになります。次に、国語ですが、漢字は「漢検の2級レベル程度(高校卒業・大学・一般程度)」、古文では古文単語は「共通テストレベル」、古文の文法は「高校初級程度」まで勉強していなければ駿台中学生テストでは点数になりませんし、説明文などの文章読解も予備校の模試の高1レベル程度は出題されます。

 つまり、駿台中学生テストに向けた準備をしていくということは、国語・英語に関しては、ここからも分かる通り、「小学生・中学生までで下準備が出来ている状態」、つまり「時間のかかる英単語(共通テストレベル)などの暗記を中学生までである程度済んでいる」、「高校生の勉強の「主要な教科」で必要な基礎基本を勉強している」と言うことができます。そうすると、公立高校でも、名だたる私立の中高一貫校に混ざり、上記のような成績を取ることができ、そしてそれはそのまま「難関大学の受験に繋がる」ということが言えます。

 

 次に数学ですが、数学に関しては、駿台中学生テストでは高校生の内容が問われることはありません。問われませんが、中学生内容までで、相当練られた「応用力・発展力」が問われる問題です。この問題をクリアしてきたと考えるならば、高校生の「難関大学の2次試験や一般入試などの数学でも対応できる下地や心構え」を中学生までで確立してきたのだろうなと思います。

 日比谷高校のアドバンストの評価は、国語、英語に比べて低いですが、「後から追い上げてくる期待感」をかなり持つことができますよね。アドバンストの日比谷高校の成績は、本当に「駿台中学生テストでしてきた準備の通りの成績」だなと思います。この下準備が「公立高校で東大合格全国1位」を支えているのではないかと思います。

 

 では、向陵生はどうでしょうか。やはり、札幌公立TOP5校に進学するという観点から言えば、向陵生も日比谷高校に進学する中学生のようなことをやらなければならない。公立高校でも日比谷高校の生徒は「小学生・中学生で下準備をしている」から、開成、灘などの名だたる私立中高一貫校の進学校と混ざっても「一定の成果」を出せる。だから、「大学受験でも勝てる」ですよね。そして、将来的に、こういうレベルの生徒が、東京大学・京都大学などが難しいので北海道大学を受験してくるので、「道内3:道外7」なんですよね。「札幌公立TOP5校に進学=北大以上の合格」と考えている人が多いですが、「上だけの戦い」はそんなに甘くない。北大に合格する分母の大半は、日比谷高校に進学した生徒と同じように小学生・中学生で、ある程度の下準備を終了してきており、そういう道外の高校生たちに、「道内の高校の受験生がはじき出されている」というのが現状なんですよね。

 

 でも、こういう勉強をスタートさせるためには、本人の「心構え」や「精神力」が必要です。そして、それはすぐに身に付くものではありません。円アカ生もそうですが、半年、1年と自分自身と向き合って、少しずつ身に付けていくものです。もちろんこういうことは、将来のビジョンが明確化されていると身に付きやすいので、「心構え」、「精神力」がすでにあるならば、私立の中学校のほうが良いのかもしれません。でも、大半の小学生は、将来のビジョンなんてないに等しい人の方が圧倒的に多いのではないかと思います。つまり、「心構え」、「精神力」を身に付けるために、「ある程度失敗をしても良い環境」を用意してあげて、そこで訓練をしていくということが重要だと思います。

 

 北嶺中学校、立命館慶祥中学校の私立の進学校に行ってしまえば、本人に関係なく、「速くて難しい勉強」が、「学校」で始まってしまいます。でも、向陵中学校に行けば「教科書の基本的な勉強」を、円アカでは「札幌公立TOP5校への下準備」を行うことができます。学校で「速くて難しい勉強」が始まってしまえば、本人が付いていけてもいけなくても「6年間」はその学校に通うことになります。ご本人に明確なビジョンがあればその勉強にもついていく可能性は高いかもしれませんが、そうでなければ「速くて難しい」ぶん「マイナス方向への反動も大きい」と言えます。

 ならば、向陵中学校でまずは「道コン」、「定期テスト」レベルの勉強を真面目にやる習慣を最低限付け、自分の将来の方向性をよく考えながら「円アカ」に通い、札幌公立TOP5校を見据えて「進学後の自分のために難関大学への下準備」をしたり、「速くて難しい勉強に向き合える自分」を作っていく。円アカのように、学習塾であれば、学校ではないので「失敗しながらチャレンジ」することができますよね。円アカ生も、周りの環境の誘惑に勝ったり負けたりしながら、少しずつ歩を前に進めています。

 

 北大の入学者の道内3の概ねの道内の高校生がしている「出た所勝負をする」か、道外7の首都圏を始めとする高校生が、「小学生・中学生のときにしている下準備」をして札幌公立TOP5校に進学し、旧帝国大学などの難関大学を目指すか。それは一般的に考えれば「後者」という人が多いのではないかと思います。

 円アカでは、今現在、円アカ生の保護者面談をしていますが、ある保護者様が面談で「円アカって、プレ高校生のような環境ですよね!」とおっしゃっていました。まさしくその通りです。札幌公立TOP5校に進学したい向陵生には、円アカに通塾して、円アカのこの環境をしっかり活かして、札幌公立TOP5校に進学してほしいと思います。そうすると、進学後も、自分の思い描いた理想に近づきやすくなる。これがやはり重要ですよね。

 

 毎年見ている現象ですが、私立高校に進学した人が、推薦入試などで東京六大クラス、MARCHクラスの大学に進学を決める中、札幌公立TOP5校に進学した人の大半は、一般入試で挑戦してもそれらの大学には進学できない。それは各高校のホームページの進学実績を見てもらえれば分かると思います。世の中で評価される大学受験では、向陵中学校から札幌公立TOP5校に進学できても、立命館慶祥高校などの私立高校に進学した人に、推薦入試などで大学入試では結局は負けて「立場が逆転」をしてしまう。これって、「すごく理不尽だ」と感じませんか。せっかく勝ち取った高校生活です。学生生活の最後の大学は「自分の納得のいく進路」、「意味のある進路」にしたいですよね。でも、そのためには、何度もお話をする通り、「小学生・中学生のときに下準備が必要である」ということ。

 

 だから、札幌公立TOP5校に進学する100名の向陵生には無関係だと思ってほしくない。だって、自分たちに結局は降りかかってくることですよね。向陵中学校から私立高校に進学した同級生が、高校を卒業して気付いたら、「自分より格上の大学」に進学していた・・・。中学生の時には勝っていたのに・・・。嫌ですよね。自分だったら非常に嫌です。だからこそ、札幌公立TOP5校に進学する100名に関しては、札幌公立TOP5校に進学するということは、大学入試は一般入試でチャレンジする可能性が高く、尚且つ、北大以上とご本人だけでなく保護者様も考え始める可能性が高いわけですから、札幌公立TOP5校を見据えて、後からご本人が困らないように、小学生・中学生のときに、先ほどの都立日比谷高校の例を挙げましたが、「札幌公立TOP5校を見据えた下準備」をきちんと進めて、札幌公立TOP5校に進学をすることが重要なのではないかと思います。

円アカくんの食レポ日記(3)

 こんにちは!円アカです!

 久しぶりに食レポ日記を書きたいと思います。

 

 皆さんはお正月に「おせち」を食べますか。「おせち」って、「ことわざ」とかと同じで、昔からあるものなので、何か意味があるのかなと思って、円アカくんはお正月に食べるようにしています。

 

 円アカくんの実家では、毎年、円アカくんが注文をしているのですが、この物価高もあって、ここ2~3年で年々価格が高くなってきています。さらに、ミシュランの星がつくと10万越え(20万越えも・・・)のおせちがあったり、2~3年前までは作っていたのにやめてしまうお店もあったりしますよね。「有名店でお手頃のものが見つかった!」と思ったら、1人前だったり、2人前だったりして、「値段」と「必要な量」がなかなか折り合わずに、どうしようかなと考えることも・・・。

 

 でも、円アカの近くの円山公園近郊に目を向けてみると、やはり、円山、啓明辺りは、有名店でおせちを作っているところが多いですよね。和食では「TAKU円山」さん、「日本料理 まるやまかわなか」さん、フレンチの「レストラン・モリエール」さん などなど。

 

 円アカくんが探すときは、ミシュランの星がついていなくて、食べログの点数が高得点のお店を探します。おいしくて、金額もさほど高くないものが見つかる可能性が高いような気がします。今回もかなり悩んだ末、円山公園近郊のお店ではありませんが、円アカくんは、何とか良いかなと思うおせちを見つけることができました。みなさんもおすすめのおせちがあればぜひ教えてくださいね。

円山アカデミーの原点

 前の塾に勤めていたときに、円山地区を担当させてもらったときにずっと感じていた「違和感」。それを改善したい。それが「円山アカデミーの原点」です。

 

 向陵生は、札幌南・札幌北・札幌西・札幌東・市立札幌旭丘のどこかに行きたいと言って、定期テストや道コンで点数を取れただけで喜んで満足している。一方で、北嶺生は、「体系数学(数研出版)」や「ニュートレジャー(Z会)」といった全国の私立の進学校ではよく使われるテキストを使ってガンガン応用問題をやり、「中学・高校アドバンスト(Z会)」などの全国の私立の進学校が受験するテストを受験し、他にも月に1回は最低でも何かしらのテストを受験している。そして、向陵中は1学年300名のうち100名は札幌公立TOP5校に進学し、高校生になり、両者(向陵生、北嶺生)は大学受験で同じような大学(北大以上)に行きたいと言い始める。

 

 何か「違和感」。明らかに後者(北嶺中)が有利で、前者(向陵中)はそれに気付いていない。何かよくわからないが、向陵中の定期テストが出来れば、とりあえずその後(高校進学後も)もうまくいくと思っている保護者もいる。ママ友の噂話に踊らされて、大の大人が本当に何も調べたり、見比べたりしたことがないのだろうなと思う。

 何か聞き、感触の良い言葉だけを真に受けているのだろうなと思う。こういう環境をうまくついて「定期テストの過去問をやるのを売りにしている塾」もある。そういう塾は、「豚もおだてりゃ木に登る」のように、子どもたちをおだてて、札幌公立TOP5校をとりあえず受験させようとする。違和感。でも、そういう塾が何故か評価をされる地区。「同じ問題が出てくることだけを期待」して勉強する当たり前の先には「何も待ってない」のは、北大の赤本を1冊買って自分で解いてみれば一目瞭然。高校の予備校の模擬試験で、前年度の問題から同じものなんて「ただの1問もない」のに・・・。でもそれすら確認しないで、塾の聞き感触の良い話に踊らされてしまう。

 

 話を戻して、でも北嶺の子もシステム上は、難関大学の受験という観点で言えば、向陵生よりも圧倒的に恵まれていても、実際は札幌南や札幌北と大した大学の実績の違いはない。どうしてこういうことが起こるのだろう。通う本人に明確なビジョンがあって通えば天国な環境でも、学校説明会を真に受けて「行ってみたいだけ」だったり、「周りの友だちに流されただけ」の子は、進学後に「思っていたのと違った」と「違和感」をだんだん持ち始めて、次第に勉強しなくなる。

 それが北嶺の中では「A組(1組)」と「それ以外」なんだと思う。定期テストのように範囲が決まったテストでは、塾に来て、正しい対策さえすれば一定の順位にはなるが、模擬試験(アドバンスト、全統模試、駿台中学生テストなど)のように範囲があってないようなテストでは、「本当の学力(偏差値)が出てしまう」ので、一気に学年順位が落ちてしまう。だから、結果的に、学校全体としては、「札幌南・札幌北と同じ程度の大学実績」になってしまう。そうすると、「別に北嶺じゃなくて、向陵に行って公立の高校に行っても、結果的には同じじゃん」と思う北嶺生も毎年半数以上。

 

 でも、「こういう現実ときちんと向き合おう」とする人が少なすぎる。札幌公立TOP5校に入れれば、北嶺中に入れれば、その先(大学受験)は何とかなる。本当に?そんなわけないよね。それは各学校のホームページの大学の合格実績を見れば誰でもわかることなのに、確認もしない人が多すぎる。

 

 でも残念なことに、これが「円山地区の現状」で「現実」だと思う。だから、どうせやるならこの現状を、現実を少しでも「改善できる学習塾」にしよう。「中学受験」、「高校受験」が「学生のゴールではない」ことを伝えていく学習塾にしよう。だって、世の中で評価されるのは「大学」。そしてもっと言えば、「大学の名前」や「大学で勉強したこと」を活用して、どのように社会に羽ばたいていけるかが重要なこと。「札幌公立TOP5校」の名前はただの「高卒(途中経過)」でゴールではない。大事なのは、札幌公立TOP5校の環境をどのように活用して、次の進路に活かすのか。

 

 また、北海道の高校生は、愛知県や沖縄県のように、高校卒業後に地元に残りたいと思っている人は全国でもベスト3に入る。つまり、札幌公立TOP5校に進学する本人たちの本音は、出来るならば「最低でも地元の北海道大学には行きたい」と思っているはず。そして、結局は保護者も最低でも「札幌公立TOP5校に進学=次は難関大学(北大以上)を受験させたい」と、札幌公立TOP5校に合格後に思い始める人が、あくまで経験則だけど多い。でも、道外の学力の高い生徒の受け皿(滑り止め)にされて、道内の生徒は一昔前よりも入れなくなっているのが「道内の子たちの現実」。これを打破し、少しでも子どもたち、保護者様の「この本音を叶えたい」。そのためには、「小学生・中学生から然るべき準備が必要なこと」をきちんと伝えていくことが「重要」なのだと思う。だって、北大以上に合格する道外の生徒は、「駿台中学生レベルの勉強をしてきている」のだから。

 

 これが「円山アカデミーの原点」。なぜかこういう現実を他人事にとらえようとする人がいるが、向陵生300名のうち、「札幌公立TOP5校に進学する100名に関係してくる」こと。円山アカデミーは、「子どもたちの未来」のために「正しい情報(現実)」をこれからも伝え、「札幌公立TOP5校を見据えた学習塾」としてあり続けたいと思います。

第2回 駿台中学生テストの結果が返ってきました!

 こんにちは!円アカです!8月27日(日)に塾内テストとして実施した駿台中学生テストが返ってきました!

 

 前回の6月に実施した駿台中学生テストに引き続き、北海道順位40位以内にランクインした円アカ生を輩出することができました。前回の駿台では、中1→3名、中2→1名で、今回の駿台では、中1→3名、中2→2名の円アカ生を輩出することができました。道コンで、円山小学校、向陵中学校などでは、トップクラスの生徒を輩出できていましたが、昨年度から現中2(その当時は中1)が2~3名ランクインできるようになってきて、札幌公立TOP5校から旧帝国大学などの難関大学を目指せる学力の層の小学生・中学生が少しずつ増えてきました。学習塾としてのレベルも上がってきたと実感しています。札幌公立TOP5校を目指すのならば、やはり最低でも「北大も目指したい」ですし、「道外7:道内3」を「道外5:道内5」にまずは戻したいですよね。

 

 駿台中学生テストは「北嶺中学校」も受験します。北海道40位以内というのは、正確に言うと、北嶺中学校の中で40位以内という意味で、概ねこの40位までが北嶺中の中で「Aクラス(1組)」と呼ばれています。北嶺中学校では、学年が上がっていくと、成績に応じて「クラス分け」がされます。その1番上のクラスが「Aクラス(1組)」です。

 

 北嶺中学校の大学の合格実績は、「札幌南・札幌北と同等程度」です。つまり、「北嶺中学校の中での順位」は、「札幌公立TOP5校に進学した後の自分の順位」と言いかえることが出来ます。駿台中学生テストを受験すれば、北嶺中学校のホームページで付け合わせると、自分が今現在どの程度の大学を目指せるのかが一目瞭然にわかります。でも、そういったことは道コンや定期テストだけではまったくわかりませんよね。

 

 円アカには、8月道コンで向陵中学校10位以内の向陵生が、中1が4名、中2も4名在籍していますが、道コンでは、各学年共にこの4名の円アカ生の道コンの偏差値(SS)の差は「2~3程度」ですが、駿台中学生テストを受験すると、この4名でも上から下までで「約10の差」があります。11位~20位に位置する円アカ生が、10位以内の円アカ生に勝つこともあります。つまり、道コンのように、「最後はミス勝負のテスト」では「本当の偏差値はわからない」ということが言えます。

 

 あまり良くないお話ですが、例えば札幌南高校に進学する320名は、中学生の時は中学校内で学年では1位~3位くらいにいた人が多いと思います。ですが、札幌南に行けば、320名いるので、1位~320位まで順位がつきます。そのときに、中学生の時はいつも1位~3位くらいにいた人が、急に100番台、200番台など見たことのない順位になり、「その現実を受け入れることができない人もいる」というお話は、札幌公立TOP5校、特に札幌南・札幌北・札幌西・札幌東に進学した円アカ生からよく聞きます。でも、「道コンや定期テストだけを当たり前に思っている」と、今お話をしたようなことになる可能性が十分あります。せっかく勝ち取った高校生活です。このようにはしたくないですよね。

 

 では、どうするか?やはり「駿台中学生テスト」なんだろうと思います。駿台中学生テストを受験すると、「本当に自分が得意な教科」がわかる、「本当に自分が苦手な教科」がわかる、「本当の未来の自分の姿」がわかるなど、「メリット」がたくさんあります。「本当のゴール(未来の現実)」がわかるから対策がしやすくなります。やはり小学生・中学生までで、「小学生:中学受験レベル」、「中学生:駿台中学生テストレベル」までを「向き合える」ようになっていると、札幌公立TOP5校に進学した後も、高校で出てくる「速くて難しい勉強=難関大学の2次試験レベル」にも「向き合える自分」になっている可能性が高い。向陵生の皆さん、札幌公立TOP5校がゴールではないですよね。小学生・中学生までで、「正しい自分の偏差値」を知って、それに対してきちんと向き合い、「正しい努力を出来る自分」になって、札幌公立TOP5校に進学したいですよね。札幌公立TOP5校を見据えるためには、「現実と向き合う心構え」が重要なのだと思います。

札幌公立TOP5校に進学するための進路指導

 こんにちは!円アカです!

 

 円アカでは9月2日(土)から今年度の第2回目の保護者面談を実施しています。円アカでは、6月、9月、11月、2月の年4回実施しています。月に1度の塾内テストと道コンの個人成績表を参考にして生徒の現状、そしてこれからの方針・対策をより具体的にお話をさせていただいています。より具体性を出せるのは、道コンや定期テスト以外にも、「定期的に行っている塾内テストがあるので出来る」ことではないかと思います。

 

 円アカでは、このように9月は保護者面談の時期なので、今回は円アカでの中学部(トップクラス)の生徒の面談での内容の一例のお話をさせていただきたいと思います。まず、講師側は、道コンの個人成績表、駿台中学生テストの個人成績表、サピックスオープンの個人成績表、そして北嶺中・高校の合格実績のプリントを準備します。道コンの個人成績表は、自分自身の志望高の合格可能性、自分の通っている中学校の中での自分の順位などをお話するために使用します。そして、ここからが円アカと他塾との違いが出てきます。

 

 北海道公立高校入試である以上、道コン(道内)での今の自分の立ち位置を知ることは必要不可欠です。ですが、札幌公立TOP5校、特に札幌南、札幌北、札幌西、札幌東の札幌市の中での各地域No.1高校では、道コンまでの内容で終了するのは非常に危険であるということです。それは「札幌公立TOP5校に進学=難関大学に進学」ではないからですよね。駿台中学生テストの個人成績表と、北嶺中・高校の合格実績の表とを付け合わせて、「札幌公立TOP5校に進学後に今現在どの辺の大学のレベルを狙えるか」まで、円アカの保護者面談でお話をさせていただきます。

 

 第一志望高校が道コンで98%だったとしての面談のコメントの一例です。

 

 ・駿台中学生テストを受験していない場合

 「道コンの個人成績表からこのままでいけば~高校に行けそうです。この調子で頑張ってください。」

 

 ・駿台中学生テストを受験している場合

 「道コンの個人成績表からこのままでいけば~高校に行けそうです。まずは高校の合格のところまではクリア出来ています。そして、駿台中学生テストの個人成績表と、北嶺中の大学の合格実績の表を付け合わせると、高校に進学後は~大学あたりを狙える位置にいます。ただ、数学の偏差値がまだ他の教科よりも低いので、今の偏差値で推移していくと、数学が得意な文系、もしくは理系に進むならば、数学が苦手な理系になる可能性が高いです。文系に進むならば良いですが、もし理系に進むならば、今現在は、数学の偏差値を上げるために新中問の後ろのページなどの難易度の高いものを中心に取り組んでください。」

 

 あくまで成績面ですが、極端な言い方をすれば、道コンだけでは、志望校が98%付いてしまうと話すことがなくなってしまうことがわかりますが、駿台中学生テストを受験していると、次の大学受験、そして文系に向いているのか、理系に向いているのかのお話まで出来てしまいます。「未来の自分の向き・不向き」までわかってしまいます。そうすると「自分の未来を考えやすい」ですよね。

 

 皆さんはどちらの進路指導が良いですか。一般的にいけば、後者と答える人が多いと思いますが、残念ながら、この進路指導を出来るのは、札幌市の中では円アカしかありません。駿台中学生テストを継続的に受験している学習塾が札幌市には円アカしかないからです。道コンで高得点を取れるからといって、駿台中学生テストで高い偏差値を出せるかどうかはわかりません。つまり、道コンで高得点を取ることと、札幌南・札幌北などの札幌公立TOP5校の中でやっていけるかどうかは「まったくの別物」ということです。「札幌南・札幌北と同等のレベルである北嶺中・高の中での自分」、これが非常に重要なのではないかと思います。

志望高校の選び方

 こんにちは。円アカです。

 夏休みに様々な高校の説明会なども行われ、これから学力テストABCが各中学校で実施されていきます。中学校3年生の皆さんは、自分の志望校について固めつつある時期かと思います。なので、今回は、志望高校の選び方についてお話をしようと思います。

 

 最初に考えてほしいのが、その高校に行くための「志望動機」です。これは高校受験だけでなく、これから様々な場面で聞かれることですよね。自分は「行きたいのか」、それとも「行ってみたいのか」のどちらであるかを自分と向き合ってよく考えてみましょう。そのときによく考えてほしいのが、「メリット」と「デメリット」です。特に自分にとっての「デメリット」のほうをよく考えてみましょう。

 

 大学生で一例を言うと、大学を卒業し、様々な職業に就職しますが、よくあるのが「理想だけを描いて就職をする」と「すぐに辞めてしまう人が多い」ということです。就職をする前には考えてもみなかった「現実(デメリット)」が見えてくるからだと思いますが、これは高校を選ぶときも同じことが言えます。本人たちの言葉で言うと「自分が思っていたのと違った」というような言葉になると思いますが、そのときはもう高校に関してはやめることはできませんよね。

 

 このようなことが起こらないために「デメリット」を真剣に考えてほしいと思います。その「デメリット」を出し尽くしてもその高校で学校生活を送りたいと思えるならば、「行きたい」という気持ちだと思いますし、ここで「違和感を少しでも持つ」ならば「行きたい」ではなく「行ってみたい」であったということだと思いますので、その高校を受験しようと思うのは避けたほうが良いと言えるのではないかと思います。

 

 では、具体的にどのように高校について調べたらよいでしょう。「学校説明会に行く」、「学校祭に行く」などはたいていの人は行うと思います。ですが、ここで1つ気を付けなければならないのは、「学校説明会」、「学校祭」はその学校の「楽しい側面」つまり「メリット」しか見えてこないということです。

 説明会は、その学校に来てもらうためにやるので、「楽しいこと、凄そうなこと」を前面に押し出すのは「当たり前」ですよね。ただ、そこだけを「真に受ける」と、大抵は「入学後」に「思っていたのとは違った」となります。そして「進学した本人が大変になる」のは容易に想像がつくのではないかと思います。

 

 先ほどの大学生の就職活動を例に挙げると、例えば、会社説明会に言って、「休日出勤はありません」と会社説明会の担当者に言われれば、休日にその会社の前に実際に行ってみるそうです。それは電気を付いているかどうかを確認するためで、電気がついていれば休日出勤をしているということになりますよね。また「残業がありません」と言われれば、就業時間が終わった頃にその会社の前に行って電気が消えているかどうかを確認するそうです。

 

 これらの行為が良いことかどうかはわかりません。でも1つだけ良いなと思えることがあります。それは「会社説明会」の「楽しそうな説明」だけを「真に受ける」のではなくて、「メリット」だけではなく「デメリット」を「自分の目」できちんと把握しようとしているところです。

 これは高校受験でも同じことが言えますよね。「実際に行っている人に感想を聞く」というのも1つかもしれませんが、ただこれも1つ気を付けなければならないことがあります。「感じ方」は「人それぞれ違う」ということです。

 例えば、「勉強はそんなに大変じゃないよ」という感想を聞いたとしましょう。この言葉からは、様々想像できますよね。「学年順位が旧帝国大学などを狙える位置にいて勉強に付いていけている」場合もありますし、「成績は伴っていないが学校の進路担当の先生の「上を目指そう」という言葉を真に受けて、後からどうにかなると錯覚している」場合もあります。このように様々考えられます。

 やはり「自分の目」で確認をすることが重要なのではないかと思います。

 

 では、まずは何から手を付けると良いでしょうか。まず「高校のホームページの大学の合格実績」を見てください。ここからどのようなレベルの勉強をする高校なのかよくわかりますし、どのような生徒がいるかもわかります。

 例えば、札幌西高で有名なのは、「卒業生の3分の1は浪人する」ということです。ここからわかることは、「自分の目標だけ高くて努力が足りない人が多い」ということですよね。つまり、ここから考えなければならないのは、大学受験(自分の目標)に向けて努力をあまりしない人が学年の3分の1は少なくてもいて、その環境の中で流されずに自分はサボらずにやっていけるのかということです。

 

 また、札幌南高の数学は、「北嶺中・高の×1.5倍のスピード」で授業をやっていきますが、ついていけるのかということです。確かに札幌南高は今の数学のやり方にしてから、「京都大学・大阪大学」が特に合格者が増えました。大学入試本番まで、数Ⅲのある理系の生徒にとっては「1年間の受験勉強期間」はかなり大きいですよね。

 このように「本来は札幌南高より上の高校が札幌市にあれば行ける偏差値を持っている中学生」にとっては「天国」だと思います。

 でも、逆の悪い言い方をすれば、「道コン・定期テスト」のみを当たり前の基準で勉強をしていた中学生にとっては「地獄」にもなりうる環境であるということです。道コンで偏差値が60台後半でも、駿台中学生テストをやると偏差値が40台の人もいます。塾講師を約20年間やっていますが、このような人で札幌公立TOP5校の数学・英語についていけている人を残念ながら見たことがありません。

 

 だから、自分が札幌公立TOP5校でやっていけるかどうかは、「駿台中学生テスト」を1度受験してみて、このレベルの勉強をやっていけそうかどうか、「偏差値60を切らず」にやっていけるかどうかを自分自身に問いかけてみてください。「駿台中学生テスト」が「札幌公立TOP5校で勉強するレベルに1番近い」です。中学生時点でやろうとしないことは、高校生になっても結局はやろうとしないし、色々な言い訳をして結局は逃げて、その状況を改善するための努力もしようとする人は非常に少ないです。

 

 また、経済的な部分が許すならば、私立高校に行って、推薦をもらうという方法もあります。一例として、「道内私立高校→MARCHクラスの大学の推薦合格」、「札幌公立TOP5校→道内私立大学を一般入試で合格」では、世の中の評価はどちらが上になるでしょうか。
 もちろん「前者」ですよね。MARCHクラスの大学は、札幌西・東でいけば最低でも50番位以内/320名にいなければ現役での合格は遠く及ばない大学です。希望すれば誰でも入れてくれるわけではないのはわかりますよね。

 そして、札幌公立TOP5校、特に札幌南、札幌北、札幌西、札幌東は、合格者の上から下までで、道コンでは偏差値5くらいの差しか見えなくても、駿台中学生テストみたいな「本当の偏差値(実力)」が分かるテストをすると偏差値20くらい開くような高校では、「後から巻き返すのは相当厳しい戦いになる」ということは誰でも容易に想像がつくと思います。

 ならば、「自分の向き・不向き」を考えて、「駿台中学生テスト=札幌公立TOP5校の勉強」は「厳しい」と感じたならば、思い切って方向性を変えて考えるのも一つですよね。標準的な学校の勉強を真面目に頑張って、進路の選択を広げるのも一つの方法です。これは楽をしているとか、していないとかではなく、「自分の向き・不向き」ときちんと向き合ったり、各高校からどのくらいの大学の合格者が出ているかなどの正しい情報をきちんと調べれば答えは自然と出てくるはずです。

 

「プロになっただけでは意味がない。プロで名前を残さないといけない。何歳になってももっとうまくなりたい。」これは大久保嘉人さん(元プロサッカー選手。元サッカー日本代表)がある番組で言っていた言葉です。高校には入るだけでは意味はありません。だって、学生生活を高卒で終わろうと思っていないですよね。高校という環境を活かして次の進路をどうするのか、そこに「意味」が生まれてきます。

 それは、一般入試かもしれませんし、推薦入試かもしれません。そして、「あの勉強は難しいから嫌だ、やりたくない」と思っているのに、「難しい勉強をする高校に行こうとする」のはなぜでしょうか。札幌南高の高1の数学の宿題を見せてもらいましたが、普通に大学の入試問題のプリントが出されています。中学生の時に駿台中学生テストを受験するのは嫌だと逃げるのに、高校に行った瞬間に、今の逃げる気持ちから、「よし!やろう!」となりますか?ならないですよね。違和感しかありません。このような現実と真摯に向き合って自分の進路を決めてほしいと思います。

 

 高校選びは習い事ではありません。自分の描いていた理想と違うことが起きても好きな時にやめられませんよね。入学してしまったら勉強の面でついていけなくても、3年間は通ってとりあえずは卒業をしなければなりません。その3年間を意味のあるものにするか、しないかは、小学生、中学生のこのときに「メリット」、「デメリット」の両方を真剣に考えて、「自分と真剣に向き合えるかどうか」にかかっています。「行きたい高校」なのか、「行ってみたい高校」なのか、よく考えて決めましょう!

北海道学力コンクールの得点実績について

こんにちは。円アカです。

 

今回は道コンの個人成績表が返ってきましたので、個人成績表で分かる範囲で主な得点実績についてご報告をしたいと思います。

 

小6 向陵中進学コース 5教科 全道3位以内(2678名中)に2名輩出!

 

中1 南高・北高合格コース 5教科 向陵中学校内(173名中) 学年順位10位以内に4名輩出!

 

中2 南高・北高合格コース 5教科 向陵中学校内(148名中) 学年順位10位以内に4名輩出!

 

小学生の細かい順位は総合資料が返ってきてから、またご報告させていただきます。

 

今回の道コンは、北海道公立高校入試の国語が前年度から比べて難化したことにあわせて、中学生の3学年ともに難易度が上がっていました。近年流行のグラフ、図や表の読み取りの問題は「あすがく」で、説明文などの文章題は、駿台中学生テスト・サピックスオープンレベルの「首都圏難関高校レベルの文章で記述練習」をして、道コンで国語の難易度が上がったとしても、円アカの国語は「万全の対策」をしています。

勉強は「小学生」から「やったもん勝ち」

 こんにちは。円アカです。

 

 今年も北大の「都道府県別入学者割合」が出ました。この情報は、北大のホームページの『大学案内誌「Be ambitious」』から確認をすることが出来ます。北大の都道府県別割合で「道内」と「関東」がほぼ同じ割合になっており、「関東からの入学者」が少しずつ増えてきているというところをポイントにして今回はお話をしたいと思います。

 首都圏に高校受験最大手の早稲田アカデミーという学習塾がありますが、そこの小6から中1に進学するときの算数の入塾テスト(高校入試のクラス)は、「中学受験内容」が普通に含まれています。お話を聞かせてもらった感じだと、いわゆる、東京の難関高校と言われる、「駿台中学生テストレベルが入試問題で出てくる高校」に合格するためのクラスに、入塾できるかどうかのポイントになっている問題が「中学受験内容の問題」となっているようです。

 つまり、「首都圏の難関高校に進学をしたい」ならば、小学生の時点では、「中学受験しようがしなかろう」が、「中学受験内容を勉強していることがスタンダード」ということが言えるのではないかと思います。

 

 もともと北海道は大学受験において地元志向が強い傾向にありますが、北海道外の学力の高い高校生の受け皿となっています。ではなぜ早稲アカのお話をしたかというと、まさしくこの「中学受験内容を勉強していた小学生」が将来受験するレベルの高校が、大学受験において、「北大に入学するボリュームゾーンのレベルの高校である」からで、「北海道外の学力の高い受験生に該当してくる」からです。

 次にお見せしたクラス紹介は「早稲アカのシラバス」の一部です。

 ポイントになるのが「SK3」のクラスで、目安が「駿台模試 偏差値55程度」となっています。この「SK3」が「中学受験内容の勉強」を小学生のときにしていたかどうか、入塾テストのときに解けたかどうかの「境目のクラス」ではないかと思います。

 シラバスの「目標」を呼んでいただくと「普通の学力」と書いてあります。駿台中学生テスト(駿台模試)で「偏差値55」は、向陵中学校でいくと学年順位1桁に入れる可能性が高い偏差値です。

 つまり、向陵中学校で学年順位1桁は、首都圏の進学塾では「普通の学力」ということになります。「道内」と「関東(首都圏)」では「勉強に対しての認識」がこれくらい違います。

 

 円山地区で塾の講師をさせていただいて10年は過ぎますが、不思議なことに「札幌公立TOP5校に進学=難関大学に進学」と「間違った認識」を持った方が非常に多いように感じます。

 各高校のホームページの大学の合格実績を見てもらえれば、札幌公立TOP5校に進学できたとしても、そんなに多くの生徒が進学できているわけではないことがよく分かるのではないかと思います。

 中央区以外でよくある現象で、「小学生のカラーテスト(単元テスト)」と「中学生の定期テスト」が全くの別物で、レベルが全然違うことを知らないのが原因であると思いますが、中学校に進学をして、中学生の定期テストを受験し、2学期末テスト終了後(中1の冬休み前くらい)くらいに、「うちの子が小学生のときには見たことがない点数を取るようになってきた」と言って、学習塾に問い合わせのご連絡をいただくケースがよくあります。

 そのときに「小学生のカラーテスト」と「中学生の定期テスト」の違いをご説明させていただくのですが、まさしく「この現象」が、大学受験で円山地区(北海道全域)で起こっているんだろうなと思います。

 

 例えるならば、道コン(小学生のカラーテスト)で偏差値60台後半から70くらい(札幌南・北合格レベル)でも、駿台中学生テスト(中学生の定期テスト)をすると偏差値40台の中学生もいます。偏差値40台では、北嶺の中では「ほぼビリ」なので、北嶺の合格実績から照らし合わせると、大学受験では、道コンで偏差値50~55程度の中堅の高校の生徒が受験する可能性の高い大学よりも「下の可能性」があります。

 これくらい「北海道公立高校入試」と「難関大学の大学受験」では「全くの別物」で、「札幌公立TOP5校に進学」と「難関大学に進学」では全然違います。

 

 公立高校入試ならば、高校にもよりますが、中1の後半からでも間に合うケースは多いです。

 しかし、旧帝国大学などの難関大学の大学受験は「別」です。気付いた時点で、予備校・学習塾にただ通っても厳しいということです。お金を払えば何とかなる世界ではないということです。

 だって、上の大学を実力で狙える立ち位置(偏差値)の層は「もともと勉強」していますよね。だから、上の学力(偏差値)の層にいるんですよね。それが「関東(首都圏)」ならば、小学生のときは「中学受験内容の勉強」を、中学生のときは「駿台中学生テストレベルの勉強」でしたよね。

 その中に割って入るのは非常に厳しいとなるのは容易に想像がつくのではないかと思います。もちろん巻き返した生徒を見たことはありますが、確固たる信念を持って、毎日睡眠時間を削りながら必死に勉強をしていました。それくらいの覚悟があれば別ですが、そのような生徒は20年くらい学習塾の講師をしていますが、「数人しか」見たことがありません。つまりは、「三つ子の魂百まで」のように、結局は「小学生・中学生からの習慣・心構え」ですよね。

 

 札幌公立TOP5校に進学するということは、「本人たちが北大以上の進路指導を受ける」ということで、進路担当の高校の先生の言葉って不思議なもので、言われた本人たちからすると、実際に目標に向かって努力をし始めるかどうかは別ですが、「実力があってもなくても自分は目指せる、行ける」と思ってしまう人が非常に多い。  「高1の4月のスタートが大事(小学生・中学生までの勉強が大事)」、「札幌南・札幌北・札幌西・札幌東には、高1の4月時点で合格者の中では上から下までで実際には偏差値20くらいの差が存在する」というお話は、「円アカ通信」、「円アカの過去のブログ」でも、「数字的な根拠・裏付け」を持って何回かお話をさせてもらっています。

 進路の高校の先生から話をされた本人たちは、「難関大学を目指すための勉強の習慣」が付いていても付いていなくても、「その気にだけ(合格できる)」はなってしまう可能性が非常に高い。

 ならば、「そのときに実力で狙える立ち位置(偏差値)にはいさせてあげたい」と思うのが、「周りの大人の想い」ではないかと思います。

 では、小学生・中学生ではどのような準備をしなければならないのか。

 

 「道内」と「関東」は「ほぼ同数の入学者数」で、「関東からの入学者」で、今までお話をした通り、旧帝国大学などの難関大学に進学する偏差値の層の高校生は「小学生の時には中学受験内容を勉強している」可能性が非常に高いということです。

 ということは、「道内」からの入学者も、中学受験をするかしないかは別として、同じように「中学受験内容を勉強する」ことを「スタンダード」にしていくことが、少なくても「関東からの入学者」と小学生時点では「差にならない」ということが言えるのではないかと思います。

 札幌公立TOP5校に進学をして、その後、意味のある大学受験にしたいならば、小学生のときは「中学受験内容の勉強」をして、中学生のときは「駿台中学生テストの受験」をして、「札幌南高・札幌北高と同等の北嶺中学校の中での自分の立ち位置」を確認しながら勉強をしていくのが、「一番の近道」で、「重要」なのではないかと思います。

 

 ここから少し円アカの宣伝になりますが、北嶺中学校に昨年度は「第1回 駿台中学生テスト」で勝つことができました。

 また、今年度は北嶺の進学だよりがないので、はっきりとした数値はわかりませんが、北海道内の平均点から推測をするに昨年度と同様に勝ち負けになっていると思います。

 このように「わざわざ遠いところ」に行ったり、「高いお金を払うこと」をしなくても、円アカには、札幌公立TOP5校に進学し、その後、難関大学を目指せるだけの環境があります。

 そして、札幌南高校は、今現在の授業の進め方は、北嶺中・高校などの中学受験をして入学する私立の学校と同じで、「高3の1年間は大学受験の勉強に使えるカリキュラム」となっています。

 つまり、私立中を受験するメリットは非常に少なくなってきていると言えます。北嶺中に合格できるのならば、札幌南高校に合格できる可能性は非常に高いです。北嶺の問題の方が、北海道公立高校入試より難しいので、札幌公立TOP5校に合格できるSS(偏差値)が道コンでついている中3でも、駿台中学生テストの問題を解けないのと同様に、北嶺の入試問題を解けない人はかなりの割合で存在すると思います。

 

 向陵中学校から、札幌公立TOP5校に進学をするのは毎年100名程度、その後、旧帝国大学などの難関大学に一般入試で現役合格できるのは10名程度。レベルが高いとかどうかの問題ではなく、札幌公立TOP5校に進学する約100名程度の人に降りかかってくる「現実」ですし、この10名を「15名」、「20名」、・・・と増やしていきたいですよね。

 ひいては、このような現実ときちんと向き合うことで、北大の合格者の道内3:道外7の割合が、一昔前の道内5:道外5に戻ってくることに繋がってくるのではないかと思いますし、そうしたいですよね。

 そのためには、ここまでお話をした通り、「小学生から勝負」が始まっています。やはりそのためのポイントは「駿台中学生テスト」です。中学校を卒業するまでには、「駿台中学生テストレベルの勉強」に「きちんと向き合える自分」になっていたいですよね。

 札幌公立TOP5校に進学をして、「合格だけを目標にして進学後に出た所勝負をする」のか、「小学生・中学生から正しい準備をして進学する」のかは、どちらがご本人のためになるかは明白ではないかと思います。

 他塾のように公立高校入試レベル(定期テストレベル・道コンレベル)のためのクラスは円アカにもあります。

 しかし、札幌公立TOP5校を見据えて、その上の駿台中学生テストのためのカリキュラムのクラスがある集団の学習塾は、札幌市では「円山アカデミー」のみです。

 勉強は「小学生」から「やったもん勝ち」です。小学生・中学生の皆さん、「未来の自分」のために、円アカでお待ちしております!

大学共通テストから見る「思考力・判断力・表現力」の必要性

 こんにちは!円アカです!

 

 今回は、「思考力・判断力・表現力」についてお話をしようと思います。この「思考力・判断力・表現力」は、学習指導要領が変わってから、よく聞く言葉だと思いますが、これは具体的には何だと思いますか。

 結論を先にお伝えすると「資料・グラフと付け合わせた読解力」、これが「思考力・判断力・表現力」になります。道コンなどでも「資料・グラフの出題」が多くなりましたよね。

 

 センター試験から大学共通テストに変わって、「さまざまな資料を読み込んだ上で、考えて解くような問題が多い傾向にある」と大学受験ではよく言われます。大学受験が変われば、高校受験も変わり、中学受験も変わっていくのが自然の流れですよね。

 つまり、「資料・グラフ」が問題に多く出てくるというのが「大きな変更点」であり、「ポイント」ということが言えて、「一昔前の文章だけを読めば良いという時代は終わった」ということではないかと思います。

 

 では、どうして「資料・グラフ」と付け合わせて読めるようになっていかなければならないのか。

 大学共通テストの「リーディング」を見てもらえればわかりやすいと思いますが、英語の文章と一緒に「資料・グラフ」などを一緒に読み取り、「時間の計算」、「金額の計算」などをして「答えを出す」という問題が多くなっています。

 つまり「日常生活でも実際に使う内容」が問題として出題されており、大学入試の大学共通テストをクリアする上で、「文章と付け合わせたグラフ・資料からの推測」というのが「必要な力である」ということが言えます。

 

 少子化を迎え、1人の人間がどれだけ高い付加価値を生み出せるかという社会に転換していかなければならない中、子どものうちから思考力・判断力・表現力を育てていくことは非常に重要ですよね。「理解していること・できること」を「日常生活に当てはめてどう使うか」を育てることによって未知の状況にも対応できる力を養っていけます。

 現代は変化が激しく将来の予測が困難な社会です。そういった状況の中でも物事の中から問題を見つけ、解決の方向性を決め、方法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行して次の問題発見と解決に繋げられる力を養うことが求められているのではないかと思います。

 

 では、こういった訓練は、小学生・中学生のときはどのようにしていけばよいのでしょうか。漠然と今までのように学校の教科書を勉強しても身に付く力ではありません。そして、塾で配布されているテキストを解いても身に付く力ではありません。

 当初、円アカでも、どのように対応していくかかなり悩みました。市販の教材でも売っていないし、塾用教材でも売っていません。非常に探しました。そして、『「明日の学力」診断』という「思考力・判断力・表現力に特化したテスト」を何とか見つけることができました。

 では、『「明日の学力」診断』がどのような内容かを部分的にお見せしたいと思います。以下をご覧ください。

左 側の問題は、「M字型曲線」といって、女性が高校や大学を卒業した後に就職するものの、結婚や出産育児のために仕事を辞める人がいることで、30~40歳代に労働力率が低下した後に、子育てが一段落すると、パートなどで働き始めるようになり、再び労働力率が上昇することを表したグラフです。

 少子高齢化の日本では、女性が子どもを産み育てやすい環境を整備して、出生率を上げることが「実際の生活で課題」になっており、政治のニュースでもこの内容に関係することがよく報道されていたりしますよね。この問題に関しては、「グラフ」を、30歳~34歳の「男性」と「女性」で比べたり、「30歳~34歳の女性」と「それ以外の年代の女性」を比べたりしながら、「日常生活」に当てはめ「それぞれの違い」を考えて、答えを作っていきます。

 

 また、右側の問題は、「あみ入りガラスの特徴」を切り口とした「日常生活」についての問題になっています。おじいさんの質問に対して、おじいさんに意見(アドバイス)の内容を「資料」などをもとに「会話を成立させる」ように書かなければなりません。

 そのためには、おじいさんが話している内容のポイントである「まどをわって」を読み取り、それをヒントに【発表原稿】から答えの根拠になるところを探して、おじいさんに会話が成立するように意見を書くという問題です。

 これは小4の問題ですが、日常生活でポイントを掴みながら会話が出来ているか、どのように相手の話を聞いているかが、解答者の答えからよくわかる問題と言えます。こういうことって、日常生活を送るうえで非常に重要ですよね。

 

 「思考力(相手の話のポイントを考える)・判断力(そのポイントから重要なもの・必要なものを取捨選択する)・表現力(取捨選択をしたものから聞かれていることに対して正しく書いたり言ったりする)」は、勉強で問題を解くときにももちろん必要ですが、それ以上に日常生活でも重要ですよね。自分の気になったところや目立ったところだけを切り取って話をして、どうしてその話をされているかなどの「原因や背景」を日常的に正しく思考し判断し表現していない人もいます。

 なので、情報が間違って伝わって「そんなことあるわけないじゃん」と思うようなことでも平気で信じている人もいます。これからもっともっと情報が増えてくる時代です。これでは非常に危険ですよね。こういった観点からも、「思考力・判断力・表現力」を養っていくのは重要なポイントと言えそうです。

 

 「あすがく」の一例を紹介しましたが、日常的に解いているテキストやテストとは「違った内容である」ことが分かると思います。面白いことに、「思考力・判断力・表現力」は、「教科ごとのテストの偏差値」とは必ずしも関連しておらず、他の模試で高得点をマークしている生徒でも身についているとは限りません。「あすがくの成績」と「他の模試との成績」は生徒によってばらつきがあり、「あすがく」は、塾内での順位も「番狂わせ」がよく起こるテストです。「あすがくが苦手な生徒」は学年が上がれば上がるほど、「成績が伸びにくくなっている傾向」にあるように思います。

 

  『「明日の学力」診断』のホームページを見ると対応している学習塾が掲載されています。札幌市の学習塾は、対応している学習塾が残念ながらあまりないですが、円アカでなくても良いので、ぜひ一度受検してみることをおすすめします。小学生・中学生が、これから生きていくうえで非常に重要になってくる力なので、円アカでは「未来につながる5つの力(応用力・発展力・思考力・判断力・表現力)」と位置付けています。勉強の面でも、日常生活の面でも、非常に重要です。

 

 小学生・中学生の内から、「あすがく」を通じて、グラフや資料から「キーワードを読み解く力」を養って高校生と繋げていきたいですね。また、円アカの「思考力・判断力・表現力」への取り組みとして、朝日学生新聞社が主催する「ニュース作文コンクール」にも毎年参加しています。

 全国開催されているこのコンクールを最終目標とし、「作文講座」を実施して「添削授業」を実施しています。今年度も7月25日(火)からスタートしています。北海道公立高校入試でも、「自分自身の体験を例にして」筆者の考えを説明する新傾向の問題で,文章の内容を読み取る力に加えて,自分なりに文章の内容をかみ砕いて表現する力が問われる問題が出題されました。円アカで「未来につながる5つの力(応用力・発展力・思考力・判断力・表現力)」を養っていきましょう!