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向陵中・第3回定期テスト途中経過報告

 こんにちは!円アカです!

 

 向陵中学校で11月2日(中2、中3)、11月6日(中1)に定期テストが実施されましたので、その得点結果をご報告したいと思います。まだ集計途中なので、今回は中1のトップクラス、スタンダードクラスの最高点についてお話をしたいと思います。

 

 今回の第3回定期テストは「約4か月半ぶんがテスト範囲」の「テスト範囲が非常に長いテスト」でした。このテストは、範囲が広い分、日常の勉強の積み重ねが問われる「その人の日常の勉強に対する本音が出やすいテスト」と言えます。

 

 トップクラスの最高点は「494点/500点」で、スタンダードクラスの最高点は「484点/500点」でした。トップクラスは札幌公立TOP5校を「見据えたクラス」、スタンダードクラスは札幌公立TOP5校を「目指すクラス」で、数学・英語にカリキュラムに違いがありますが、札幌公立TOP5校の合格という観点から言えば、どちらのクラスも「定期テストでの高得点は必須」と言えます。

 

 円アカの定期テストの対策は、

 

(1)円アカの通常授業は向陵中学校の進み方で行う(国語以外)。

(2)向陵中学校の学校ワークを1周で終わらせない指導をする。

(3)約1か月前から、平日の通常授業以外の土曜日・日曜日を使った定期テスト対策授業を行う。

(4)定期テスト対策授業は、向陵中学校の定期テストで実際に出題された問題を参考にして授業を行う。

(5)学校の教科書で、テスト範囲になっている箇所は、問題演習で出てきていないところを中心に、隅々まで確認をしながら読み合わせなどを行う。

 

 など、定期テストについては、向陵中の過去問を分析し、学校の教科書、学校のワークに沿った対策をして、通知表で「5(定期テスト:85点以上/100点)」を獲得することを想定しています。

 

 今回の定期テストで思ったように得点できなかった人、中学生に向けて学習塾を考えている小学生のご家庭など、ぜひ円アカでお待ちしています!冬期講習会の受付も開始していますので、ぜひご受講ください!

高校受験の学習塾の中で円アカの「国語・英語の実績」は札幌市トップクラスです

 こんにちは!円アカです!

 

 皆さんは、「国語・英語」の勉強はどのように勉強していますか。今回は「この文系主要2教科」についてお話をしたいと思います。

 

 まずは国語ですが、何と言っても2023年度の北海道公立高校入試の国語の難易度が大幅に上がりました。全道平均点は、「2022年度:70.0点/100点」→「2023年度:54.2点/100点」と、前年度と比べて「-15.8点」下がりました。北海道学力コンクール(2023年度8月実施/道コン)でも、この入試にあわせて前年度から「中1:-13.9点」、「中2:-15.4点」、「中3;-20.3点」と大幅に全道平均点を下げており、かなり難易度が上がったと言えます。

 

 次に以下をご覧ください。下記の表は、駿台中学生テスト(2023年度6月実施・8月実施)の「円アカ」と「北海道(全道)」の平均点です。北海道の駿台中学生テストの受験者は、大部分が「北嶺中学校」なので、「北海道の平均点」は「北嶺中学校の平均点」と言いかえることができます。点数を見ていただくと、「円アカ」と「北嶺中」は「ほぼ同じ平均点」であることがわかります。つまり、北嶺中学校は大学受験において、「札幌南高校」や「札幌北高校」とほぼ同等の実績なので、「円アカ生の国語力」は、札幌南高・札幌北高の中で置き換えると、「北海道大学現役合格の少し手前くらいの学力」であると言えます。

 円アカの国語の文章レベルは、トップクラス・スタンダードクラス共に、「道コン」、「定期テスト」などの「公立高校入試レベル」から、「駿台中学生テストレベル」、「サピックスオープンレベル」などの「首都圏難関高校レベル」までを想定しています。「駿台中学生テストレベルまでやる」から、「北嶺中学校の中での自分の立ち位置」、つまり「将来の大学受験での自分の立ち位置」がわかり、北海道公立高校の入試のレベルが上がったとしても、上記の表からも分かる通り、「北海道最難関の北嶺中学校レベルの国語力の養成」をしている授業、やはり「安心感」があるのではないかと思います。これは駿台中学生テストを実施し、「駿台中学生テストレベルのノウハウがある学習塾」だからこそできることです。駿台中学生テストを実施している北海道の集団指導の学習塾は、「円アカ」のみです。円アカの国語の授業は、通常授業で「毎週1コマ」を取ってしっかり対策をしています。

 

 次に英語です。北海道公立高校入試の全道平均点は、「2022年度:55.2点/100点」→「2023年度:50.6点/100点」と、前年度と比べて「-4.6点」下がりましたが、難易度的には「概ね横ばい」だったと言えるのではないかと思います。

 

 英語については以下のことをご紹介したいと思います。札幌北高校のホームページにこのようなページがあります。

 「英語と数学に関しては、中学・高校間の学習内容および難易度で差が大きい」、ここがやはりポイントですよね。「中学の学習内容」、この学習内容とは何でしょうか。中学校で学習(勉強)内容、これは「定期テスト」ですよね。また、その延長線上にあるもの、「公立高校入試(北海道学力コンクール)」ですよね。つまり、札幌北高校の勉強に付いていきたいならば、「公立高校入試レベルの勉強では不十分ですよ」という「高校側からのメッセージ」だとわかります。こういう「メッセージ」に向き合っていかなければなりません。こういう「重要なメッセージを無視する」から、仮に合格しても、「あとから授業に付いていけなくなったりしている」のではないかと思います。それが「北大以上に現役合格する100名」と「それ以外」になるのではないかと思います。小学生、中学生までで、「道コン」、「定期テスト」レベルの勉強だけでは「足りていない」。やはりこれにつきます。おそらく札幌南高、札幌西高、札幌東高の旧学区No.1高校の先生方も「同じようなこと」を思っているはずです。

 

 ではどうするか。やはり、札幌公立TOP5校に進学したいならば、「小学生・中学生までで下準備」をしっかり進めていかなければなりません。まずは以下の表をご覧ください。先ほどと同じように駿台中学生テスト(2023年度6月実施・8月実施)の「円アカ」と「北海道(全道)」の平均点です。点数を見ていただくと、「円アカ」と「北嶺中」は「ほぼ同じ平均点」であることがわかります。つまり、北嶺中学校は大学受験において、「札幌南高校」や「札幌北高校」とほぼ同等の実績なので、「円アカ生の英語力」は、「北嶺中の平均点と同等程度」、つまりは「札幌北高校の平均点と同等程度」と言いかえることができます。円アカ生は、札幌公立TOP5校に進学した後も、「高校の勉強についていくための下準備をしっかりできている」ということが言えるのではないかと思います。

 一例を挙げたいと思います。河合塾が実施している全統模試という模擬試験がありますが、その高校1年生の第1回全統模試は、毎年5月の中旬頃に行われ、今年度は5月21日(日)に実施されました。つまり、高校に進学後の1か月半後に受験をするテストで、進学後まもなく行われます。ここで皆さんが注目してほしいのが、「テスト範囲」です。「高校に進学して1か月半しか経っていないんだから中学生の内容がほとんどでしょ?」と思われる方が大多数かもしれませんが、残念ながら違います。例えば、全統模試の文法の大問に「熟語の問題」が毎年出題されていますが、「中学生用の熟語帳」ではもう載っていない表現ばかりです。つまり「大学受験用の熟語帳」を見なければほとんど載っていないレベルということです。

 

 ここから言えることは、3月の北海道公立高校入試が終わってからの短期間で「大学受験用の熟語帳」を、一からある程度仕上げなければいけないということになりますが、可能でしょうか?大学受験用の熟語は、最低でも1000語は覚えなければなりません。語数を考えれば、短期間で覚えるのは普通に考えれば不可能なのは大体の人が気づくことだと思います。しかし、高校進学後の約1か月半後には出題をされます。高校入試終了後からでは、とてもではないが間に合いません。ということは、逆算をすると、高校入試前の中学生のうちに、ある程度仕上げておく必要があるということになってきます。

 

 札幌北高校の先生方は、全統模試で例を挙げたようなことを、札幌北高校で授業に付いていきたいならば、「中学生まででやってきてください」ということを言いたいのではないかと思います。せっかく合格した高校です。誰しもが、「スタートダッシュを決めたい!」と思っていると思いますし、「E判定(道コンでは2%~20%くらい)」からのスタートはしたくありませんよね。中学生時代を考えてもわかる通り、「一番最初のテストが一番簡単」です。やはり、点数を取れるときにしっかり取って「スタートダッシュを決めたい」ですよね。札幌北高のホームページで言えば、「英語と数学に関しては、中学・高校間の学習内容および難易度で差が大きい」→「英語と数学に関しては、中学・高校間の学習内容および難易度で差がない(少ない)」としたいですよね。

 

 そのためには、やはりここでもポイントになってくるのが、「駿台中学生テスト」です。人間誰しもテストがあったほうが、「覚えるきっかけ」になりますよね。このテストは、中学2年生の第3回実施(11月実施)頃からは、高校生内容の単語や熟語が普通に出てきます。つまり、このテストの進度に合わせるためには、中学2年生の最初の頃から準備を進めていく必要があるということが言えますが、このスピード感で勉強をしていけば、高校1年生の5月にある全統模試にも困らないですし、先ほどの札幌北高のホームページにもある「中学から高校への学習面での接続を円滑に進めることができる」となりますよね。5月に実施される全統模試から、「各大学の合格判定」が出てきます。札幌公立TOP5校に進学したご家庭は、合格したご本人、保護者ともに「北大以上」をイメージし始める方がほとんどです。

 

 札幌公立TOP5校を目標にしている小学生・中学生の皆さん、「道コン対策」、「定期テスト対策」をしてくれる学習塾は円山地区にはたくさんあります。もちろん円アカでも行っています。しかし、「札幌公立TOP5校に進学後を考えた下準備」までを行う学習塾は、北海道の中で、札幌市の中では、駿台中学生テストの受験者数を見る限り、高校受験の集団指導の学習塾では「円アカ」のみです。その学習塾が行っている模擬試験(塾内テスト)を見れば、「その学習塾の本音」がわかります。例えば、円アカは、中3の10月実施の道コンには学習塾としては参加をしません。それはどうしてか。11月の初旬に向陵中学校で定期テストがあり、そこに集中してほしいので実施をしていません(もちろん11月は参加します)。このように参加する、参加しないで、各学習塾の本音が見えてきます。

 

 冬期講習会の受付がスタートしています。札幌公立TOP5校に進学したい小学生・中学生の皆さん、円アカでお待ちしています!今現在の北大の入学者の割合は「道内3」;「道外7」です。円アカで札幌公立TOP5校に進学するための下準備を行い、一昔前の「道内5」:「道外5」にまずはしたいですよね。道外のライバルたちをやっつける学力(「未来につながる5つの力(応用力・発展力・思考力・判断力・表現力)」)を円アカで養成しましょう!

円アカくんの食レポ日記(4)

こんにちは!円アカです!

 

 クリスマスの時期が近づいてきましたね。皆さんはクリスマスケーキは食べますか。円アカくんの家では毎年円アカくんが選んで注文をするのですが、デパートのクリスマスケーキのカタログを見ながら何がいいかを考えて結局は毎年決定打にかけて・・・。なかなか選べないのですが、今回はやばいですね。数秒で決まりました!セブンイレブンさんが「名店監修/ブランドケーキ」を出していて、そこに、まさか「パティスリーリョーコ」さんのケーキが書かれているではないか!まさかコンビニで買えるとは!コンビニ恐るべし・・・。ということで、円アカくんの家では「パティスリーリョーコ監修
キャラメルモンブラン」を即決してしまいました・・・(笑)あくまで監修なので、どこまでお店の味が再現されているかは不明ですが、かなりの期待感を持ってしまいます(笑)

 

 ところで、皆さんはパティスリーリョーコさんをご存知ですか?東京の港区高輪にあるケーキ屋さんなんですが、注文の仕方は、お店のホームページからの完全予約制で、受付開始は1週間前の朝10時からです。ですが、このお店のケーキはなんと人気がありすぎて、5分もたつと売り切れになってしまうこともあります。円アカくんも最初の時は予約の戦いに何度も敗れ去りました・・・(笑)

 

 「パティスリーリョーコ」さんのケーキは、北海道では食べられない味のクオリティーだなと個人的には思っています。なので、東京に行く機会があるときは、予約をして毎回買いに行ってしまっています(笑)皆さんも東京に行く機会があるときは、予約に挑戦をして、ぜひ買って食べてみてください。あくまで個人的な感想ですが、円アカくんは初めて食べたときは「なんじゃこりゃ~!」と思いました(笑)

 

 そのお店が監修したケーキがコンビニで買える・・・。すごい期待感をもって円アカくんはクリスマスまで待ちたいと思います(笑) お店の近くに、明治学院大学の附属高校の明治学院高校があるんですが、そこの生徒たちは、相当うらやましいですね~(笑)

第11回ニュース作文コンクールで今年も入賞者を輩出!

 こんにちは!円アカです!


 円アカでは、「未来につながる5つの力(応用力・発展力・思考力・判断力・表現力)」の養成に力を入れています。その「思考力・判断力・表現力」の養成をするために、「作文講座(対象:小4~中2)」、「「明日の学力」診断(対象:小2~中2)」を毎年実施しています。そして、その作文講座で作成した作文を、朝日学生新聞社主催のニュース作文コンクールに毎年応募をしています。

 

 今年のコンクールからは昨年までとは変わり、一般の小学生~高校生の作品で、家庭での購読紙を題材にした作品も募集対象となり、応募作品総数は1,081作品(前年比+492)で、小学生の部656作品(前年321作品)、中高生の部425作品(前年268作品)でした。前年度よりもかなり応募総数が増えて、今年は例年よりもハイレベルなコンクールになりました。

 

 10月13日(金)の最終審査会を経て、小学生の部では25作品が、中高生の部では中学生の25作品と高校生の2作品の計27作品の入賞が決定しました。円アカからは、小学生の部では優秀賞1名、中学生の部では朝日中高生新聞賞1名、佳作2名という結果でした!計4名の円アカ生が入賞しました!入賞した円アカ生はおめでとうございます!

 

 表彰式は11月19日(日)午後より朝日新聞東京本社新館15階レセプションルームにて開催予定です。表彰式の詳細は追ってご報告したいと思います!

札幌公立TOP5校(特に東西南北)に進学するなら「下準備が重要」です。

 こんにちは!円アカです!

 

 先日のブログの「円アカの原点」で少し厳しい内容を書かせていただきましたが、やはりそれは「高校という環境を意味のあるものにしてほしい」ということで、札幌公立TOP5校に進学をして、その環境をうまく活用し、旧帝国大学などの難関大学を目指せるようになってほしいからです。小樽商科大学などの北大を除く道内の大学であれば、共通テストでほぼ決着がつき、「受験してくるライバルも道内の高校生が90%以上を占める」ので、中学生までの道コンや定期テストで取れている点数や偏差値は将来的にも参考になるかもしれませんが、北大はそうはいきません。それはなぜか。北大の入学者は「道内3:道外7」で入学者の大部分が「道外出身者」だからです。

 

 一例をお見せしたいと思います。以前にもお見せしたことがありますが、都立日比谷高校の進路指導部通信の一部です。

 

 今回ポイントになるのが、「国語・数学・英語」です。北大などの難関大学に合格するためには、「数学・英語が強い」のは「最低条件」です。どうして「公立高校である都立日比谷高校」が、名だたる私立の中高一貫進学校の中でこのような成績を収めることができるのか。その最大の理由は、日比谷高校に通っている生徒たちが、中学生のときに受験していた模擬試験にあります。その模擬試験は円アカのブログで何度もお話をさせてもらっている「駿台中学生テスト」ですよね。下記の円グラフからも分かる通り、日比谷高校に合格している「約60%の中学生が受験している」ことがわかります。

 では、なぜ駿台中学生テストが重要になってくるかというと駿台中学生テストの中3の問題では、英語は「英文法、英単語、英熟語」は「大学入試共通テストレベル程度」のことをやっておかないと点数になりません。つまり、最低でも、日比谷高校に合格している生徒の約60%は「共通テストレベル」のことを中学生までで勉強してきていることになります。次に、国語ですが、漢字は「漢検の2級レベル程度(高校卒業・大学・一般程度)」、古文では古文単語は「共通テストレベル」、古文の文法は「高校初級程度」まで勉強していなければ駿台中学生テストでは点数になりませんし、説明文などの文章読解も予備校の模試の高1レベル程度は出題されます。

 つまり、駿台中学生テストに向けた準備をしていくということは、国語・英語に関しては、ここからも分かる通り、「小学生・中学生までで下準備が出来ている状態」、つまり「時間のかかる英単語(共通テストレベル)などの暗記を中学生までである程度済んでいる」、「高校生の勉強の「主要な教科」で必要な基礎基本を勉強している」と言うことができます。そうすると、公立高校でも、名だたる私立の中高一貫校に混ざり、上記のような成績を取ることができ、そしてそれはそのまま「難関大学の受験に繋がる」ということが言えます。

 

 次に数学ですが、数学に関しては、駿台中学生テストでは高校生の内容が問われることはありません。問われませんが、中学生内容までで、相当練られた「応用力・発展力」が問われる問題です。この問題をクリアしてきたと考えるならば、高校生の「難関大学の2次試験や一般入試などの数学でも対応できる下地や心構え」を中学生までで確立してきたのだろうなと思います。

 日比谷高校のアドバンストの評価は、国語、英語に比べて低いですが、「後から追い上げてくる期待感」をかなり持つことができますよね。アドバンストの日比谷高校の成績は、本当に「駿台中学生テストでしてきた準備の通りの成績」だなと思います。この下準備が「公立高校で東大合格全国1位」を支えているのではないかと思います。

 

 では、向陵生はどうでしょうか。やはり、札幌公立TOP5校に進学するという観点から言えば、向陵生も日比谷高校に進学する中学生のようなことをやらなければならない。公立高校でも日比谷高校の生徒は「小学生・中学生で下準備をしている」から、開成、灘などの名だたる私立中高一貫校の進学校と混ざっても「一定の成果」を出せる。だから、「大学受験でも勝てる」ですよね。そして、将来的に、こういうレベルの生徒が、東京大学・京都大学などが難しいので北海道大学を受験してくるので、「道内3:道外7」なんですよね。「札幌公立TOP5校に進学=北大以上の合格」と考えている人が多いですが、「上だけの戦い」はそんなに甘くない。北大に合格する分母の大半は、日比谷高校に進学した生徒と同じように小学生・中学生で、ある程度の下準備を終了してきており、そういう道外の高校生たちに、「道内の高校の受験生がはじき出されている」というのが現状なんですよね。

 

 でも、こういう勉強をスタートさせるためには、本人の「心構え」や「精神力」が必要です。そして、それはすぐに身に付くものではありません。円アカ生もそうですが、半年、1年と自分自身と向き合って、少しずつ身に付けていくものです。もちろんこういうことは、将来のビジョンが明確化されていると身に付きやすいので、「心構え」、「精神力」がすでにあるならば、私立の中学校のほうが良いのかもしれません。でも、大半の小学生は、将来のビジョンなんてないに等しい人の方が圧倒的に多いのではないかと思います。つまり、「心構え」、「精神力」を身に付けるために、「ある程度失敗をしても良い環境」を用意してあげて、そこで訓練をしていくということが重要だと思います。

 

 北嶺中学校、立命館慶祥中学校の私立の進学校に行ってしまえば、本人に関係なく、「速くて難しい勉強」が、「学校」で始まってしまいます。でも、向陵中学校に行けば「教科書の基本的な勉強」を、円アカでは「札幌公立TOP5校への下準備」を行うことができます。学校で「速くて難しい勉強」が始まってしまえば、本人が付いていけてもいけなくても「6年間」はその学校に通うことになります。ご本人に明確なビジョンがあればその勉強にもついていく可能性は高いかもしれませんが、そうでなければ「速くて難しい」ぶん「マイナス方向への反動も大きい」と言えます。

 ならば、向陵中学校でまずは「道コン」、「定期テスト」レベルの勉強を真面目にやる習慣を最低限付け、自分の将来の方向性をよく考えながら「円アカ」に通い、札幌公立TOP5校を見据えて「進学後の自分のために難関大学への下準備」をしたり、「速くて難しい勉強に向き合える自分」を作っていく。円アカのように、学習塾であれば、学校ではないので「失敗しながらチャレンジ」することができますよね。円アカ生も、周りの環境の誘惑に勝ったり負けたりしながら、少しずつ歩を前に進めています。

 

 北大の入学者の道内3の概ねの道内の高校生がしている「出た所勝負をする」か、道外7の首都圏を始めとする高校生が、「小学生・中学生のときにしている下準備」をして札幌公立TOP5校に進学し、旧帝国大学などの難関大学を目指すか。それは一般的に考えれば「後者」という人が多いのではないかと思います。

 円アカでは、今現在、円アカ生の保護者面談をしていますが、ある保護者様が面談で「円アカって、プレ高校生のような環境ですよね!」とおっしゃっていました。まさしくその通りです。札幌公立TOP5校に進学したい向陵生には、円アカに通塾して、円アカのこの環境をしっかり活かして、札幌公立TOP5校に進学してほしいと思います。そうすると、進学後も、自分の思い描いた理想に近づきやすくなる。これがやはり重要ですよね。

 

 毎年見ている現象ですが、私立高校に進学した人が、推薦入試などで東京六大クラス、MARCHクラスの大学に進学を決める中、札幌公立TOP5校に進学した人の大半は、一般入試で挑戦してもそれらの大学には進学できない。それは各高校のホームページの進学実績を見てもらえれば分かると思います。世の中で評価される大学受験では、向陵中学校から札幌公立TOP5校に進学できても、立命館慶祥高校などの私立高校に進学した人に、推薦入試などで大学入試では結局は負けて「立場が逆転」をしてしまう。これって、「すごく理不尽だ」と感じませんか。せっかく勝ち取った高校生活です。学生生活の最後の大学は「自分の納得のいく進路」、「意味のある進路」にしたいですよね。でも、そのためには、何度もお話をする通り、「小学生・中学生のときに下準備が必要である」ということ。

 

 だから、札幌公立TOP5校に進学する100名の向陵生には無関係だと思ってほしくない。だって、自分たちに結局は降りかかってくることですよね。向陵中学校から私立高校に進学した同級生が、高校を卒業して気付いたら、「自分より格上の大学」に進学していた・・・。中学生の時には勝っていたのに・・・。嫌ですよね。自分だったら非常に嫌です。だからこそ、札幌公立TOP5校に進学する100名に関しては、札幌公立TOP5校に進学するということは、大学入試は一般入試でチャレンジする可能性が高く、尚且つ、北大以上とご本人だけでなく保護者様も考え始める可能性が高いわけですから、札幌公立TOP5校を見据えて、後からご本人が困らないように、小学生・中学生のときに、先ほどの都立日比谷高校の例を挙げましたが、「札幌公立TOP5校を見据えた下準備」をきちんと進めて、札幌公立TOP5校に進学をすることが重要なのではないかと思います。

円アカくんの食レポ日記(3)

 こんにちは!円アカです!

 久しぶりに食レポ日記を書きたいと思います。

 

 皆さんはお正月に「おせち」を食べますか。「おせち」って、「ことわざ」とかと同じで、昔からあるものなので、何か意味があるのかなと思って、円アカくんはお正月に食べるようにしています。

 

 円アカくんの実家では、毎年、円アカくんが注文をしているのですが、この物価高もあって、ここ2~3年で年々価格が高くなってきています。さらに、ミシュランの星がつくと10万越え(20万越えも・・・)のおせちがあったり、2~3年前までは作っていたのにやめてしまうお店もあったりしますよね。「有名店でお手頃のものが見つかった!」と思ったら、1人前だったり、2人前だったりして、「値段」と「必要な量」がなかなか折り合わずに、どうしようかなと考えることも・・・。

 

 でも、円アカの近くの円山公園近郊に目を向けてみると、やはり、円山、啓明辺りは、有名店でおせちを作っているところが多いですよね。和食では「TAKU円山」さん、「日本料理 まるやまかわなか」さん、フレンチの「レストラン・モリエール」さん などなど。

 

 円アカくんが探すときは、ミシュランの星がついていなくて、食べログの点数が高得点のお店を探します。おいしくて、金額もさほど高くないものが見つかる可能性が高いような気がします。今回もかなり悩んだ末、円山公園近郊のお店ではありませんが、円アカくんは、何とか良いかなと思うおせちを見つけることができました。みなさんもおすすめのおせちがあればぜひ教えてくださいね。

円山アカデミーの原点

 前の塾に勤めていたときに、円山地区を担当させてもらったときにずっと感じていた「違和感」。それを改善したい。それが「円山アカデミーの原点」です。

 

 向陵生は、札幌南・札幌北・札幌西・札幌東・市立札幌旭丘のどこかに行きたいと言って、定期テストや道コンで点数を取れただけで喜んで満足している。一方で、北嶺生は、「体系数学(数研出版)」や「ニュートレジャー(Z会)」といった全国の私立の進学校ではよく使われるテキストを使ってガンガン応用問題をやり、「中学・高校アドバンスト(Z会)」などの全国の私立の進学校が受験するテストを受験し、他にも月に1回は最低でも何かしらのテストを受験している。そして、向陵中は1学年300名のうち100名は札幌公立TOP5校に進学し、高校生になり、両者(向陵生、北嶺生)は大学受験で同じような大学(北大以上)に行きたいと言い始める。

 

 何か「違和感」。明らかに後者(北嶺中)が有利で、前者(向陵中)はそれに気付いていない。何かよくわからないが、向陵中の定期テストが出来れば、とりあえずその後(高校進学後も)もうまくいくと思っている保護者もいる。ママ友の噂話に踊らされて、大の大人が本当に何も調べたり、見比べたりしたことがないのだろうなと思う。

 何か聞き、感触の良い言葉だけを真に受けているのだろうなと思う。こういう環境をうまくついて「定期テストの過去問をやるのを売りにしている塾」もある。そういう塾は、「豚もおだてりゃ木に登る」のように、子どもたちをおだてて、札幌公立TOP5校をとりあえず受験させようとする。違和感。でも、そういう塾が何故か評価をされる地区。「同じ問題が出てくることだけを期待」して勉強する当たり前の先には「何も待ってない」のは、北大の赤本を1冊買って自分で解いてみれば一目瞭然。高校の予備校の模擬試験で、前年度の問題から同じものなんて「ただの1問もない」のに・・・。でもそれすら確認しないで、塾の聞き感触の良い話に踊らされてしまう。

 

 話を戻して、でも北嶺の子もシステム上は、難関大学の受験という観点で言えば、向陵生よりも圧倒的に恵まれていても、実際は札幌南や札幌北と大した大学の実績の違いはない。どうしてこういうことが起こるのだろう。通う本人に明確なビジョンがあって通えば天国な環境でも、学校説明会を真に受けて「行ってみたいだけ」だったり、「周りの友だちに流されただけ」の子は、進学後に「思っていたのと違った」と「違和感」をだんだん持ち始めて、次第に勉強しなくなる。

 それが北嶺の中では「A組(1組)」と「それ以外」なんだと思う。定期テストのように範囲が決まったテストでは、塾に来て、正しい対策さえすれば一定の順位にはなるが、模擬試験(アドバンスト、全統模試、駿台中学生テストなど)のように範囲があってないようなテストでは、「本当の学力(偏差値)が出てしまう」ので、一気に学年順位が落ちてしまう。だから、結果的に、学校全体としては、「札幌南・札幌北と同じ程度の大学実績」になってしまう。そうすると、「別に北嶺じゃなくて、向陵に行って公立の高校に行っても、結果的には同じじゃん」と思う北嶺生も毎年半数以上。

 

 でも、「こういう現実ときちんと向き合おう」とする人が少なすぎる。札幌公立TOP5校に入れれば、北嶺中に入れれば、その先(大学受験)は何とかなる。本当に?そんなわけないよね。それは各学校のホームページの大学の合格実績を見れば誰でもわかることなのに、確認もしない人が多すぎる。

 

 でも残念なことに、これが「円山地区の現状」で「現実」だと思う。だから、どうせやるならこの現状を、現実を少しでも「改善できる学習塾」にしよう。「中学受験」、「高校受験」が「学生のゴールではない」ことを伝えていく学習塾にしよう。だって、世の中で評価されるのは「大学」。そしてもっと言えば、「大学の名前」や「大学で勉強したこと」を活用して、どのように社会に羽ばたいていけるかが重要なこと。「札幌公立TOP5校」の名前はただの「高卒(途中経過)」でゴールではない。大事なのは、札幌公立TOP5校の環境をどのように活用して、次の進路に活かすのか。

 

 また、北海道の高校生は、愛知県や沖縄県のように、高校卒業後に地元に残りたいと思っている人は全国でもベスト3に入る。つまり、札幌公立TOP5校に進学する本人たちの本音は、出来るならば「最低でも地元の北海道大学には行きたい」と思っているはず。そして、結局は保護者も最低でも「札幌公立TOP5校に進学=次は難関大学(北大以上)を受験させたい」と、札幌公立TOP5校に合格後に思い始める人が、あくまで経験則だけど多い。でも、道外の学力の高い生徒の受け皿(滑り止め)にされて、道内の生徒は一昔前よりも入れなくなっているのが「道内の子たちの現実」。これを打破し、少しでも子どもたち、保護者様の「この本音を叶えたい」。そのためには、「小学生・中学生から然るべき準備が必要なこと」をきちんと伝えていくことが「重要」なのだと思う。だって、北大以上に合格する道外の生徒は、「駿台中学生レベルの勉強をしてきている」のだから。

 

 これが「円山アカデミーの原点」。なぜかこういう現実を他人事にとらえようとする人がいるが、向陵生300名のうち、「札幌公立TOP5校に進学する100名に関係してくる」こと。円山アカデミーは、「子どもたちの未来」のために「正しい情報(現実)」をこれからも伝え、「札幌公立TOP5校を見据えた学習塾」としてあり続けたいと思います。

第2回 駿台中学生テストの結果が返ってきました!

 こんにちは!円アカです!8月27日(日)に塾内テストとして実施した駿台中学生テストが返ってきました!

 

 前回の6月に実施した駿台中学生テストに引き続き、北海道順位40位以内にランクインした円アカ生を輩出することができました。前回の駿台では、中1→3名、中2→1名で、今回の駿台では、中1→3名、中2→2名の円アカ生を輩出することができました。道コンで、円山小学校、向陵中学校などでは、トップクラスの生徒を輩出できていましたが、昨年度から現中2(その当時は中1)が2~3名ランクインできるようになってきて、札幌公立TOP5校から旧帝国大学などの難関大学を目指せる学力の層の小学生・中学生が少しずつ増えてきました。学習塾としてのレベルも上がってきたと実感しています。札幌公立TOP5校を目指すのならば、やはり最低でも「北大も目指したい」ですし、「道外7:道内3」を「道外5:道内5」にまずは戻したいですよね。

 

 駿台中学生テストは「北嶺中学校」も受験します。北海道40位以内というのは、正確に言うと、北嶺中学校の中で40位以内という意味で、概ねこの40位までが北嶺中の中で「Aクラス(1組)」と呼ばれています。北嶺中学校では、学年が上がっていくと、成績に応じて「クラス分け」がされます。その1番上のクラスが「Aクラス(1組)」です。

 

 北嶺中学校の大学の合格実績は、「札幌南・札幌北と同等程度」です。つまり、「北嶺中学校の中での順位」は、「札幌公立TOP5校に進学した後の自分の順位」と言いかえることが出来ます。駿台中学生テストを受験すれば、北嶺中学校のホームページで付け合わせると、自分が今現在どの程度の大学を目指せるのかが一目瞭然にわかります。でも、そういったことは道コンや定期テストだけではまったくわかりませんよね。

 

 円アカには、8月道コンで向陵中学校10位以内の向陵生が、中1が4名、中2も4名在籍していますが、道コンでは、各学年共にこの4名の円アカ生の道コンの偏差値(SS)の差は「2~3程度」ですが、駿台中学生テストを受験すると、この4名でも上から下までで「約10の差」があります。11位~20位に位置する円アカ生が、10位以内の円アカ生に勝つこともあります。つまり、道コンのように、「最後はミス勝負のテスト」では「本当の偏差値はわからない」ということが言えます。

 

 あまり良くないお話ですが、例えば札幌南高校に進学する320名は、中学生の時は中学校内で学年では1位~3位くらいにいた人が多いと思います。ですが、札幌南に行けば、320名いるので、1位~320位まで順位がつきます。そのときに、中学生の時はいつも1位~3位くらいにいた人が、急に100番台、200番台など見たことのない順位になり、「その現実を受け入れることができない人もいる」というお話は、札幌公立TOP5校、特に札幌南・札幌北・札幌西・札幌東に進学した円アカ生からよく聞きます。でも、「道コンや定期テストだけを当たり前に思っている」と、今お話をしたようなことになる可能性が十分あります。せっかく勝ち取った高校生活です。このようにはしたくないですよね。

 

 では、どうするか?やはり「駿台中学生テスト」なんだろうと思います。駿台中学生テストを受験すると、「本当に自分が得意な教科」がわかる、「本当に自分が苦手な教科」がわかる、「本当の未来の自分の姿」がわかるなど、「メリット」がたくさんあります。「本当のゴール(未来の現実)」がわかるから対策がしやすくなります。やはり小学生・中学生までで、「小学生:中学受験レベル」、「中学生:駿台中学生テストレベル」までを「向き合える」ようになっていると、札幌公立TOP5校に進学した後も、高校で出てくる「速くて難しい勉強=難関大学の2次試験レベル」にも「向き合える自分」になっている可能性が高い。向陵生の皆さん、札幌公立TOP5校がゴールではないですよね。小学生・中学生までで、「正しい自分の偏差値」を知って、それに対してきちんと向き合い、「正しい努力を出来る自分」になって、札幌公立TOP5校に進学したいですよね。札幌公立TOP5校を見据えるためには、「現実と向き合う心構え」が重要なのだと思います。

札幌公立TOP5校に進学するための進路指導

 こんにちは!円アカです!

 

 円アカでは9月2日(土)から今年度の第2回目の保護者面談を実施しています。円アカでは、6月、9月、11月、2月の年4回実施しています。月に1度の塾内テストと道コンの個人成績表を参考にして生徒の現状、そしてこれからの方針・対策をより具体的にお話をさせていただいています。より具体性を出せるのは、道コンや定期テスト以外にも、「定期的に行っている塾内テストがあるので出来る」ことではないかと思います。

 

 円アカでは、このように9月は保護者面談の時期なので、今回は円アカでの中学部(トップクラス)の生徒の面談での内容の一例のお話をさせていただきたいと思います。まず、講師側は、道コンの個人成績表、駿台中学生テストの個人成績表、サピックスオープンの個人成績表、そして北嶺中・高校の合格実績のプリントを準備します。道コンの個人成績表は、自分自身の志望高の合格可能性、自分の通っている中学校の中での自分の順位などをお話するために使用します。そして、ここからが円アカと他塾との違いが出てきます。

 

 北海道公立高校入試である以上、道コン(道内)での今の自分の立ち位置を知ることは必要不可欠です。ですが、札幌公立TOP5校、特に札幌南、札幌北、札幌西、札幌東の札幌市の中での各地域No.1高校では、道コンまでの内容で終了するのは非常に危険であるということです。それは「札幌公立TOP5校に進学=難関大学に進学」ではないからですよね。駿台中学生テストの個人成績表と、北嶺中・高校の合格実績の表とを付け合わせて、「札幌公立TOP5校に進学後に今現在どの辺の大学のレベルを狙えるか」まで、円アカの保護者面談でお話をさせていただきます。

 

 第一志望高校が道コンで98%だったとしての面談のコメントの一例です。

 

 ・駿台中学生テストを受験していない場合

 「道コンの個人成績表からこのままでいけば~高校に行けそうです。この調子で頑張ってください。」

 

 ・駿台中学生テストを受験している場合

 「道コンの個人成績表からこのままでいけば~高校に行けそうです。まずは高校の合格のところまではクリア出来ています。そして、駿台中学生テストの個人成績表と、北嶺中の大学の合格実績の表を付け合わせると、高校に進学後は~大学あたりを狙える位置にいます。ただ、数学の偏差値がまだ他の教科よりも低いので、今の偏差値で推移していくと、数学が得意な文系、もしくは理系に進むならば、数学が苦手な理系になる可能性が高いです。文系に進むならば良いですが、もし理系に進むならば、今現在は、数学の偏差値を上げるために新中問の後ろのページなどの難易度の高いものを中心に取り組んでください。」

 

 あくまで成績面ですが、極端な言い方をすれば、道コンだけでは、志望校が98%付いてしまうと話すことがなくなってしまうことがわかりますが、駿台中学生テストを受験していると、次の大学受験、そして文系に向いているのか、理系に向いているのかのお話まで出来てしまいます。「未来の自分の向き・不向き」までわかってしまいます。そうすると「自分の未来を考えやすい」ですよね。

 

 皆さんはどちらの進路指導が良いですか。一般的にいけば、後者と答える人が多いと思いますが、残念ながら、この進路指導を出来るのは、札幌市の中では円アカしかありません。駿台中学生テストを継続的に受験している学習塾が札幌市には円アカしかないからです。道コンで高得点を取れるからといって、駿台中学生テストで高い偏差値を出せるかどうかはわかりません。つまり、道コンで高得点を取ることと、札幌南・札幌北などの札幌公立TOP5校の中でやっていけるかどうかは「まったくの別物」ということです。「札幌南・札幌北と同等のレベルである北嶺中・高の中での自分」、これが非常に重要なのではないかと思います。

志望高校の選び方

 こんにちは。円アカです。

 夏休みに様々な高校の説明会なども行われ、これから学力テストABCが各中学校で実施されていきます。中学校3年生の皆さんは、自分の志望校について固めつつある時期かと思います。なので、今回は、志望高校の選び方についてお話をしようと思います。

 

 最初に考えてほしいのが、その高校に行くための「志望動機」です。これは高校受験だけでなく、これから様々な場面で聞かれることですよね。自分は「行きたいのか」、それとも「行ってみたいのか」のどちらであるかを自分と向き合ってよく考えてみましょう。そのときによく考えてほしいのが、「メリット」と「デメリット」です。特に自分にとっての「デメリット」のほうをよく考えてみましょう。

 

 大学生で一例を言うと、大学を卒業し、様々な職業に就職しますが、よくあるのが「理想だけを描いて就職をする」と「すぐに辞めてしまう人が多い」ということです。就職をする前には考えてもみなかった「現実(デメリット)」が見えてくるからだと思いますが、これは高校を選ぶときも同じことが言えます。本人たちの言葉で言うと「自分が思っていたのと違った」というような言葉になると思いますが、そのときはもう高校に関してはやめることはできませんよね。

 

 このようなことが起こらないために「デメリット」を真剣に考えてほしいと思います。その「デメリット」を出し尽くしてもその高校で学校生活を送りたいと思えるならば、「行きたい」という気持ちだと思いますし、ここで「違和感を少しでも持つ」ならば「行きたい」ではなく「行ってみたい」であったということだと思いますので、その高校を受験しようと思うのは避けたほうが良いと言えるのではないかと思います。

 

 では、具体的にどのように高校について調べたらよいでしょう。「学校説明会に行く」、「学校祭に行く」などはたいていの人は行うと思います。ですが、ここで1つ気を付けなければならないのは、「学校説明会」、「学校祭」はその学校の「楽しい側面」つまり「メリット」しか見えてこないということです。

 説明会は、その学校に来てもらうためにやるので、「楽しいこと、凄そうなこと」を前面に押し出すのは「当たり前」ですよね。ただ、そこだけを「真に受ける」と、大抵は「入学後」に「思っていたのとは違った」となります。そして「進学した本人が大変になる」のは容易に想像がつくのではないかと思います。

 

 先ほどの大学生の就職活動を例に挙げると、例えば、会社説明会に言って、「休日出勤はありません」と会社説明会の担当者に言われれば、休日にその会社の前に実際に行ってみるそうです。それは電気を付いているかどうかを確認するためで、電気がついていれば休日出勤をしているということになりますよね。また「残業がありません」と言われれば、就業時間が終わった頃にその会社の前に行って電気が消えているかどうかを確認するそうです。

 

 これらの行為が良いことかどうかはわかりません。でも1つだけ良いなと思えることがあります。それは「会社説明会」の「楽しそうな説明」だけを「真に受ける」のではなくて、「メリット」だけではなく「デメリット」を「自分の目」できちんと把握しようとしているところです。

 これは高校受験でも同じことが言えますよね。「実際に行っている人に感想を聞く」というのも1つかもしれませんが、ただこれも1つ気を付けなければならないことがあります。「感じ方」は「人それぞれ違う」ということです。

 例えば、「勉強はそんなに大変じゃないよ」という感想を聞いたとしましょう。この言葉からは、様々想像できますよね。「学年順位が旧帝国大学などを狙える位置にいて勉強に付いていけている」場合もありますし、「成績は伴っていないが学校の進路担当の先生の「上を目指そう」という言葉を真に受けて、後からどうにかなると錯覚している」場合もあります。このように様々考えられます。

 やはり「自分の目」で確認をすることが重要なのではないかと思います。

 

 では、まずは何から手を付けると良いでしょうか。まず「高校のホームページの大学の合格実績」を見てください。ここからどのようなレベルの勉強をする高校なのかよくわかりますし、どのような生徒がいるかもわかります。

 例えば、札幌西高で有名なのは、「卒業生の3分の1は浪人する」ということです。ここからわかることは、「自分の目標だけ高くて努力が足りない人が多い」ということですよね。つまり、ここから考えなければならないのは、大学受験(自分の目標)に向けて努力をあまりしない人が学年の3分の1は少なくてもいて、その環境の中で流されずに自分はサボらずにやっていけるのかということです。

 

 また、札幌南高の数学は、「北嶺中・高の×1.5倍のスピード」で授業をやっていきますが、ついていけるのかということです。確かに札幌南高は今の数学のやり方にしてから、「京都大学・大阪大学」が特に合格者が増えました。大学入試本番まで、数Ⅲのある理系の生徒にとっては「1年間の受験勉強期間」はかなり大きいですよね。

 このように「本来は札幌南高より上の高校が札幌市にあれば行ける偏差値を持っている中学生」にとっては「天国」だと思います。

 でも、逆の悪い言い方をすれば、「道コン・定期テスト」のみを当たり前の基準で勉強をしていた中学生にとっては「地獄」にもなりうる環境であるということです。道コンで偏差値が60台後半でも、駿台中学生テストをやると偏差値が40台の人もいます。塾講師を約20年間やっていますが、このような人で札幌公立TOP5校の数学・英語についていけている人を残念ながら見たことがありません。

 

 だから、自分が札幌公立TOP5校でやっていけるかどうかは、「駿台中学生テスト」を1度受験してみて、このレベルの勉強をやっていけそうかどうか、「偏差値60を切らず」にやっていけるかどうかを自分自身に問いかけてみてください。「駿台中学生テスト」が「札幌公立TOP5校で勉強するレベルに1番近い」です。中学生時点でやろうとしないことは、高校生になっても結局はやろうとしないし、色々な言い訳をして結局は逃げて、その状況を改善するための努力もしようとする人は非常に少ないです。

 

 また、経済的な部分が許すならば、私立高校に行って、推薦をもらうという方法もあります。一例として、「道内私立高校→MARCHクラスの大学の推薦合格」、「札幌公立TOP5校→道内私立大学を一般入試で合格」では、世の中の評価はどちらが上になるでしょうか。
 もちろん「前者」ですよね。MARCHクラスの大学は、札幌西・東でいけば最低でも50番位以内/320名にいなければ現役での合格は遠く及ばない大学です。希望すれば誰でも入れてくれるわけではないのはわかりますよね。

 そして、札幌公立TOP5校、特に札幌南、札幌北、札幌西、札幌東は、合格者の上から下までで、道コンでは偏差値5くらいの差しか見えなくても、駿台中学生テストみたいな「本当の偏差値(実力)」が分かるテストをすると偏差値20くらい開くような高校では、「後から巻き返すのは相当厳しい戦いになる」ということは誰でも容易に想像がつくと思います。

 ならば、「自分の向き・不向き」を考えて、「駿台中学生テスト=札幌公立TOP5校の勉強」は「厳しい」と感じたならば、思い切って方向性を変えて考えるのも一つですよね。標準的な学校の勉強を真面目に頑張って、進路の選択を広げるのも一つの方法です。これは楽をしているとか、していないとかではなく、「自分の向き・不向き」ときちんと向き合ったり、各高校からどのくらいの大学の合格者が出ているかなどの正しい情報をきちんと調べれば答えは自然と出てくるはずです。

 

「プロになっただけでは意味がない。プロで名前を残さないといけない。何歳になってももっとうまくなりたい。」これは大久保嘉人さん(元プロサッカー選手。元サッカー日本代表)がある番組で言っていた言葉です。高校には入るだけでは意味はありません。だって、学生生活を高卒で終わろうと思っていないですよね。高校という環境を活かして次の進路をどうするのか、そこに「意味」が生まれてきます。

 それは、一般入試かもしれませんし、推薦入試かもしれません。そして、「あの勉強は難しいから嫌だ、やりたくない」と思っているのに、「難しい勉強をする高校に行こうとする」のはなぜでしょうか。札幌南高の高1の数学の宿題を見せてもらいましたが、普通に大学の入試問題のプリントが出されています。中学生の時に駿台中学生テストを受験するのは嫌だと逃げるのに、高校に行った瞬間に、今の逃げる気持ちから、「よし!やろう!」となりますか?ならないですよね。違和感しかありません。このような現実と真摯に向き合って自分の進路を決めてほしいと思います。

 

 高校選びは習い事ではありません。自分の描いていた理想と違うことが起きても好きな時にやめられませんよね。入学してしまったら勉強の面でついていけなくても、3年間は通ってとりあえずは卒業をしなければなりません。その3年間を意味のあるものにするか、しないかは、小学生、中学生のこのときに「メリット」、「デメリット」の両方を真剣に考えて、「自分と真剣に向き合えるかどうか」にかかっています。「行きたい高校」なのか、「行ってみたい高校」なのか、よく考えて決めましょう!